松井秀之北欧の学び
3日目は午前中にスウェーデンのストックホルムからデンマークのコペンハーゲンに飛行機で移動してきました。
コペンハーゲンから車で北へ1時間の街、ヘルシンガーへ。
ヘルシンガーはシェイクスピアの戯曲であるハムレットの舞台となったクロンボー城があることで有名です。人口は6万人くらいの小さな街で日本人は5名くらい生活しているとか。
午後からは、この街にあるIPC(インターナショナル・ピープルズ・カレッジ)を訪問しました。
IPCはデンマークに74校ある「フォルケホイスコーレ」の中の1校です。フォルケホイスコーレとは国民高等学校のことであり、特徴としては、「試験や成績が一切ないこと」、「民主主義的思考を育てる場であること」、「知の欲求を満たす場であること」です。加えて、全寮制となっており、全員が共に生活することなども代表的なフォルケホイスコーレの文化です。生徒はみな国籍関係なく国からの助成金を受けることができ、学費の3分の1を払うだけで入学できます。夏休みが終わり、秋学期がスタートしたばかり。111名が学びをスタートしたとのことであり、日本人は10名いるそうです。通う生徒は17歳以上が条件ですが、年齢の上限は無し。シニアの方でも入学は可能です。授業は英語で行われるので一定の英語力は必要であり、入学希望者は英語のエッセイを提出。入学試験はありません。
今回の北欧ツアーについて、現地側のプログラムをコーディネートして下さった方は長女のIPC入学を機会にデンマークに強い興味を持ったそうです。
「民主主事の教育をする」、「学校の科目を超えた教育をする」、「人生について学ぶ」
など、説明して下さった元校長先生から非常に深い話を聞く事が出来ました。